果てしのない探求
美とは戦い。
創造とは試練。
そんな風に言ったら、大げさだと感じられるかもしれません。けれど、美を探求するということは、決して生半可な気持ちでできることではないと、日々痛感しています。
なぜならそれは、自分自身との戦いでもあるからです。
自分を律し、自分の尊厳を保つ強さ。
自分を受け入れ、自分らしさを貫く勇気。
女性として、自分という素材を最大限に魅力的に見せるために、
個性を常に研究し、表現を洗練させること。
美を追求すること。
最善を諦めないこと。
そういった日々の生き方が、そのまますべての創作に現れてきます。
美とは外側にあるものではなく、
自分の内なる魂の表現です。
私自身に進化と成長がなければ
作品もブランドも成長しません。
「Know thyself」
「汝、自分自身を知れ」
とはモダンミステリースクールの命題のひとつですが、
自分自身の美を知らないことには、
美しいものを作り出すことができない。
ですから、日々自分と向き合うための努力と戦いが
必要なのです。
誰らしくもない、から「自分」らしいへ
ファッションの専門学校を出たわけではなく、いわゆるデザイナー志望でもなかった私が、お洋服を作り始めた理由はとてもシンプルです。
世にある既製品を着ている自分が、どうしても自分らしいと思えなかったから。
始まりは、小さなカスタマイズからでした。
カーディガンのボタンを好みのものに付け替えてみる、ニットやスカートにレースやブレードを付け足してみる…。
そうすると、誰らしくもなかったお洋服が、少し自分らしく感じられるようになって、ちょっと気分がよくなりました。
やがて自分で生地を選ぶようになり、デザインした服を着るようになりました。ジュエリーも本当につけたいと思うものをデザインし、身につけるようになりました。
自分の世界の表現が広がっていくことが本当に楽しくて。そして住まいも、食べ物も、環境も、生き方も、もっと「自分」を表現したい、それこそが喜びだ、と思うようになったのです。
神・女神にふさわしい美
一方で、「なんとなく」なものを選んでいたら、人生もなんとなくになってしまいます。
装いも、環境も、人間関係も、目に見える範囲や手に入る範囲の世界がすべてでしょうか? 気高い神・女神であるあなたにふさわしいものが、そこにあるでしょうか? あなただけの美しさが、そこに反映されているでしょうか?
EIKO’s Worldがご提供する世界とは、この「なんとなく」の真逆にあるものです。たとえ1ミリであっても、作品の世界観、そしてお客様の魂の表現に合わないと判断したものは、作り変えます。たった一人のオリジナルの魂を表現するのに、「これぐらいでいいや」や「だいたい合っている」という選択肢はありません。
こだわりぬいた先に見える完璧な美しさ。
それこそが神・女神にふさわしいものです。
この景色が見れるのならば、どんな手間もいとわない!とも思うのです。
あなたという神を輝かせるために。
EIKO’s Worldの戦いは続きます。